「Cドライブの空き容量が少なくなっています」
この警告、ノートPCユーザーにとっては死活問題ですよね。 「何が原因?」「どのファイルを消せばいいの?」と悩んでいる方も多いはず。
私も先日、ストレージがいっぱいになり、無料の解析ツールを使って調査したところ、10GBを超える謎の巨大ファイル『hiberfil.sys』を発見。
今回は、この謎のファイルを安全に処理して、ノートPCの利便性を損なわずにストレージを劇的に空ける「正解」の設定方法を解説します。
1. まずは「何が容量を食っているか」を可視化する
闇雲にファイルを消す前に、まずは「何が原因か」を特定するのが鉄則です。今回、私が調査に使用したのは、定番のストレージ解析ツール『DiskInfo』です。
- 使用ツール: DiskInfo(窓の杜)
このツールを使うと、どのフォルダやファイルが巨大なのかが一目でわかります。私の環境では、Cドライブの直下に鎮座する hiberfil.sys が圧倒的な存在感を放っていました。
※一時ファイルなどは既に削除済
2. hiberfil.sysとは?消していいの?
結論から言うと、「消してもPCは壊れません」。 ただし、あなたのPCの使い方によって、消すべきか・減らすべきかが変わります。
正体は「休止状態」のための保存場所
このファイルは、パソコンを「休止状態」にした際、開いているアプリや作業データを一時保存するための場所です。メモリ(RAM)と同じくらいの容量を占有するのが特徴です。
【判定】あなたは消していい人?残すべき人?
| ユーザータイプ | おすすめの設定 | 理由 |
|---|---|---|
| 完全シャットダウン派 | 削除(Off) | そもそも休止機能を使っていないため。 |
| スリープ活用・ノートPC派 | 削減(Reduced) | 【推奨】 起動の速さを維持しつつ容量も確保。 |
| 作業を中断して放置派 | 現状維持(Full) | 電池が切れた際、作業状態を守るため。 |
3. 現在の状態を詳細確認する
DiskInfoでファイルを見つけたら、次はシステム側での設定状況を確認しましょう。 ※ここからの操作はすべて「管理者として実行」が必要です。
手順
- スタートメニューで
cmdと入力。 - 「コマンド プロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択。
- 以下のコマンドを入力してEnter。
dir C:\hiberfil.sys /a
ここで表示される数字が実際のサイズです。例えば 13,660,037,120 とあれば、約13.6GBもの容量が占領されています。
4. 【検証】サイズ指定(%)が効かないこともある?
ネットでよく見かける「サイズを30%に絞るコマンド(powercfg /h /size 30)」ですが、実は最新のWindowsノートPCでは失敗することがあります。
私も実際に試してみましたが、システム側で制限がかかり、結局サイズが変わらないという現象が起きました。「設定したのに減らない…」と悩む必要はありません。次に紹介する「解決策」が本命です。
5. 【解決策】ノートPCユーザーへの最適解
ノートPCの「パッと開いてすぐ使える」という利点を捨てずに、容量だけを奪い返す。それが「Reduced(削減)モード」です。
パターン①:容量を半分以下に減らす(ノートPCに最適)
「高速スタートアップ」の機能だけを残し、ファイルサイズを最小限(メモリの20%程度)に圧縮します。
実行コマンド:
powercfg /h /type reduced
これだけで、13GBあったファイルが数GBまでスマートにダイエットされ、空き容量が即座に増えます。
パターン②:完全に削除して空き容量を最大化
休止状態は一切使わない!という方は、機能を完全にオフにします。
実行コマンド:
powercfg /h off
これで hiberfil.sys 自体が消滅し、10GB以上の空きが手に入ります。
6. ノートPCユーザーが知っておくべき注意点
hiberfil.sys を完全に削除した場合、「スリープ中にバッテリーが完全に切れると、作業中のデータが保存されずに消える」というリスクがあります。
外で作業することが多く、バッテリー残量が不安になる方は、パターン①の**「Reduced設定」**にしておくのが、最もバランスの良い選択です。
まとめ:数分の作業でCドライブに余裕を!
Cドライブが赤くなると焦りますが、DiskInfoのようなツールで原因を特定し、適切なコマンドを打てば、数分で解決できます。
- DiskInfoで巨大ファイルを確認する
- 管理者権限でコマンドプロンプトを開く
powercfg /h /type reducedを打つ
ストレージの余裕は、PCの動作安定にもつながります。ぜひ今すぐチェックしてみてください!